速読？

いや、昔から速読ってできたらいいなあ、とか思っていたのですけどね。
で、本屋に行ったら「速読エクササイズ」とか「あなたもできる速読」みたいな本が売ってるじゃないですか。
思わずその場ではそういう本に手が伸びてしまうんですけどね。でも、レジにそれを持っていこうとした瞬間、「待てよ？速読のための本を読むというのはなんだか論理的に矛盾してないか？」とか考えてしまうんですよ。
速読のための本を読むということは、本を読むための本を読むことであって、でもその速読の本を読むスピードは速読ではなくて、その速読の本を読んでいる間に別の本を一冊読むことができるはずで、速読の本を１回読んだくらいでは速読はできるようになるわけではなさそうで、じゃあ速読の本を何回も読み返しているうちに他の本を何冊も読む時間ができるわけで、そう考えるとこの速読の本を読むのはいったい何のために読むのかと言われると、うわーん、もう全然わからん。
論理的にどうなのかは未だに結論が出ていませんが、なんだか自分でも納得できないので、速読に関する何かを買ったことはありません。
たくさん読んでりゃ多少は読むのは速くなるだろうけどね。