他科の仕事

日曜の夕方、脳外科の緊急手術の麻酔を頼まれて病院へ。脳外科は普段は自家麻酔でやっているのだけど、この日に限ってどうしても人が足りないとのことでヘルプ。脳外科の先生は「いやー、外科に頼んでよかったかなー?休み中申し訳ない」とおっしゃってくれたが、どうせ家でゴロゴロしているだけなので喜んで麻酔かけますよ!
土曜は産科、日曜は脳外科と他科の手術のお手伝いをさせてもらったのだけど、やっぱり他科の手術というのは興味深いものです。腹部の手術なんて、毛細血管レベルなら電気メスでばしばし止血しちゃうんだけど、やっぱり脳外科の顕微鏡下手術は血管一本一本繊細に剥離しているなー、とか、勉強になることも多い。
そういえばうちの部長も、「時間があれば他科の手術もどんどん見学しろ」と言ってくださる。
一般外科というのはそれだけ応用範囲が広いということなのだろうね。これからは外科も専門が重視される時代だけど、田舎の一般病院だと「オールマイティーの外科」が必要になる部分もあるのだ。そして、「オールマイティーの外科」にもちょっぴり憧れていたりするのである。