平成の大合併が向かうところ

南セントレア市めぐり合併問う住民投票、反対が過半数
「中央アルプス市」も合併白紙に
このブログでも取り上げた上記二つの合併が白紙に戻った。僕は地名云々しか書いてないけど、今回の平成の大合併で新たな市町が誕生している反面、たくさんの合併が日の目を見ることなく白紙に戻っている。
そういえば東京では全然合併の話が出ていないではないか。要するに、東京の市町村は裕福なので、地方交付税の優遇措置などに関係なく財政を維持している自治体がほとんどなのだ。逆に地方に行くと、予算は地方交付税頼みとなっている自治体が多い。そこに「合併したら財政的に優遇しますよ」と政府がアメを持ち出したもんだから、地方の自治体はそこに群がった。・・・・という図式ね。
つまり、今回の合併は中央の視点で主導されており、地方の視点が抜け落ちている。地方に根付く文化、習慣、伝統などを無視した自治体再編劇のためあちこちで合併がはだんとなっていくのではないだろうか。
だいたい、財政的に優遇されたところで、地方自治体は具体的に何をやろうというのだ?
(基本的に僕は平成の大合併に対して批判的に見ています。まあ、住民の皆さんが決めることなので合併してしまうもんはしょうがないんですが。)