夜のピクニック

夜のピクニック

夜のピクニック

痛い、痛い。心が痛いよ。
実際にはこういうシチュエーションなんてなかったんだけど、高校生の頃のあのギラギラしてて、それなのにどこか醒めてた自分の心がぶわっとよみがえってくるみたいで、ものすごく心が痛んだ。
あの頃の僕はもうここにはいない、だけど、あの頃の自分はやっぱり人生の中では一番輝いていた時期なのかなあ、と考えると、大人になるのってそんなにいいもんじゃないな、と思ってみたり。
それはもう戻ってこない時代への憧憬。
って、じじくさいな、僕。