世にも美しい数学入門

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

このGWはたくさん本を読んだ。そのうちの一冊。
高校生時代、僕の一番好きだった科目は数学で、問題を解く時に泥臭くたくさんの計算をして正解を出すよりも、一発で正解の出るエレガントな解法を追求したりして、結構な自己満足に浸ったりしていたものだった。
とにかく高校時代は一生懸命数学ばかり勉強していたんだけど、何であの頃あんなに数学にのめりこんでいたんだろうと思っていた答えのいくつかが、この本の中にあったような気がする。
数学の持つ美しさ、真理性、そしてやっぱり「役にたたなさ」。
でも、数学者になろうとは思わなかったなあ。結局実学志向だったし、大学の教養の数学はさっぱり分からなかった。高校の先生は僕を理学部あたりに入れたかったみたいだけど(そっちのほうが向いてると思ってたってさ)。