当直の食事

うちの病院では「検食」と称して、患者さんと同じ食事が当直医師用の食事として提供されるのです。食事が運ばれてくるのは患者さんの食事時間よりも30分くらい前(夕食だったら17時30分頃)。
当直の時に出前とか食事の心配をしなくてもいいのでありがたいシステムなのだけど、17:30なんてまだまだ僕たちにとっては仕事をしている時間。その後に救急外来に呼ばれてしまったりすると、やっと食事にありつけるのは日付が変わったあと、なんてことはざらにあるわけで。
そして、やっと疲れた体を引きずって食事の前に座るのだけど、その食事は17:30からずっと室温の中に放置されているのです。
食べるのには勇気がいる。でも腹は減った。
夏場になると、当直のたびにそういったロシアンルーレットな気分も味わいつつ夕食を味わっているのです。まあ、幸いなことに当たったことはありません。
明らかにご飯が酸っぱい味をしていた時は吐き出しましたけど。