死神の精度

死神の精度

死神の精度

この間読んだ「陽気なギャング〜」が面白かったので、伊坂幸太郎をもう1冊。
この本もテンポ良い会話(まあ、結構とんちんかんな会話もあるのだけど)と、各所に散りばめられた伏線?で楽しく読むことができました。主人公である死神のキャラ設定がなかなか滑稽で飽きない。
そんなに内容が重い本ではないのだけど、なんとなく根底に流れる「人の死なんて死神の思惑一つ」みたいな雰囲気に、妙に親近感を覚えてしまう。。結局、人の運命なんてそんなもんなのだ。そして、僕たち医療者はその運命に逆らおうとあがいているだけの存在なのか。

 
とか、難しいこと考えずに楽しめた一冊でした。この人の書く話、結構好きかもなぁ。